この記事の結論、ファクタリングがIT業界にオススメな理由は「支払いまでの期間が長期的であるため」です。
売掛金を売却することで資金調達を可能にするファクタリングは、あらゆる事業で活用することができますが、業界によって向き不向きがあります。
特にIT業界は、ファクタリングとの相性はとても良いです。
IT事業を行っており、資金繰りに困った時にはファクタリングを活用するのがオススメです。
理由としては以下の3点です。
最後まで読めば、ファクタリングについても理解していただけるようにしておりますので、一緒に確認していきましょう。
【IT事業継続のための資金繰りがしやすい】
IT業界では、支払いまでの期間が長期化する傾向にあります。
一般的な入金サイクルはクライアントから依頼を受け、製品やサービスを作成。
その後納品し、問題がなければ1.2ヶ月後に入金されます。
大規模プロジェクトの場合、1年以上入金が遅れることもあります。
しかし、その間にも電気代や外注先への支払いなど、様々な出費が発生しており、プログラマーやデザイナーなど、スタッフへの人件費も支払わなければならず、事業継続が難しくなる場合もあります。
そんなお悩みを持っている方にファクタリングが特にオススメです。
IT事業者であるあなたが、ファクタリングを利用すれば、数ヶ月から1年以上先に支払われる売掛金を即座に現金化できます。
そうすると事業を継続ができるようになり、また仕事量が安定していれば、ファクタリングによって得た資金を元に新しい仕事を行い、その新しい仕事の売上をまたファクタリングで現金化するという手も使えるようになります。
このように、ファクタリングは安定した資金計画の一部にも使われる場合もあります。
【銀行融資よりも早く気軽に資金調達できる】
IT業界では、複数の事業を展開することも多いのではないでしょうか。
新規事業では競合との差を付けるために、なるべく早めに始めることが望ましく、そのためには、新規事業のための初期投資が欠かせません。
しかし、IT業界は売上が安定しにくいことや、担保となる有形資産がないことなどを理由に、銀行から融資を断られてしまうケースもあります。
そんな時、ファクタリングを活用すると現在お持ちの売掛債権を現金化することが可能になり、新規事業の初期投資を得ることができます。
もちろん、売掛金があることが条件ですが、融資を必要とせずに初期投資費用を用意できます。
また、自らが新規事業を考えていなくても、クライアントの方から新しい仕事の依頼が入ることもあります。
ただ、その場合も当然、開発コストがかかります。もし、十分な資金が手元になく、後々入って来る売掛金で事業を継続させるつもりだと、新しい依頼の開発に回せる資金を調達できません。
資金不足で売上アップのチャンスを失ってしまうのはできる限り避けたいですよね。
そのような時にも、ファクタリングが活用できます。
また、IT業界で銀行からの融資を断られる可能性は、企業よりも個人事業主の方が高いです。
よほど数多くの実績や安定した収入がなければ、融資は受けられないと考えた方が良いでしょう。
一方で、ファクタリングであれば個人事業主であっても利用できるところが数多くあります。
そのため、銀行からの融資を受けられないとしても、新しい仕事のための資金を用意することが可能です。
これらの理由からファクタリングは、IT業界で働く個人事業主にもおすすめです。
【IT業界に起こりがちなトラブルに柔軟に対応できる】
IT業界は、予想外のトラブルが付きものです。
バグによって開発が遅れたり、開発途中に納品先が倒産して売り上げがなくなってしまったりすることは、決して珍しくありません。
普段は安定した資金繰りをしていたとしても、予想外のトラブルが発生した場合、資金繰りの計画が破綻する恐れがあります。
そして、銀行の融資が受けられない場合、追加融資によって資金を補填するということも難しいです。
このようなトラブル時においても、ファクタリングが活用できます。
他の仕事の売掛金を即座に現金化して、トラブルの補填に充てるという使い方が可能。
普段は資金繰りが安定しているけれども、予想外のトラブルによって、一時的にまとまった資金が必要になった時に、ファクタリングが活用されます。
ファクタリングは、継続利用しなければならないものではありません。原則として、契約が一度終われば、新しく契約を結ばない限り、負担になる要素はありません。
必要な時に必要な分だけ利用できるファクタリングの強みが、一時的な資金トラブルの起こる可能性の高いIT業界で活かしやすいです。
【必要に応じてファクタリングを活用】
IT業界は、いつ資金の問題が発生してもおかしくはありません。
その時に、何も対策をしていなければ、事業を継続するのが困難になります。
その対策のひとつとして、ファクタリングが使えます。上手に活用すると、事業停止のリスクを回避できるだけでなく、事業拡大にも使えるので、資金繰りが安定しているとしても、ファクタリングを選択肢の1つとして持っておきましょう。
